あたたかいものがほしい


戻りたい日なんてないはずだけど
とてつもなく楽しい日があったような気がして
笑顔で眠りにつけた日があったような気がして
なぜあの日はあんなに嬉しかったのだろう
見たことのない景色が美しかった
またここに来たいって思える場所
つらくて泣いていた私も 思わず笑顔になるような
毎日を過ごすうえで ひとつの楽しみになるような






もしもあの頃の私のそばに貴方がいたとして
貴方は私の姿を見て 何と言っただろうか
あるいは 何も言わないのかもしれないな
手を差し伸べてくれるだろうか









今 私にとても優しい貴方は
あの頃の私にも優しくしてくれるだろうか








今まで そんなことをいろいろと考えて
振り返ってきたけど
そんな 優しくしてくれるような人なんて
到底いない気がするよ
それが世の中の答えだと思っているよ
みんな手のひらを返してくるだけだよ
ただそれだけでしかないような







それでも どうしてかな
期待なんてしていないはずなのに
わかってくれそうな 守ってくれそうな人を
いつも好きになってしまっていたよ















今でも あの日々は続いてて
頭垂らして 泣いている自分が そこに居る










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徹夜明けまる